はじめに
最近、インターネットを使った詐欺や、個人情報を盗む「フィッシング」というものが増えています。
便利なインターネットですが、少し注意が必要です。
この記事では、シニアの皆さんが安心してインターネットを使うために、詐欺やフィッシングの手口と具体的な対策を、なるべく噛み砕いた言葉で説明していきます。
- こんな詐欺に気をつけましょう(対策付き)
- 息子や孫をかたる詐欺:
- 「携帯電話をなくした」「会社の金を使い込んでしまった」などと電話やメールで連絡してきて、お金を振り込むように言います。
- 対策:
- 必ず息子さんや孫さんに直接電話して、事実かどうかを確認しましょう。
- 相手の電話番号をネット検索して、本当に息子さんや孫さんのものか確認しましょう。
- 少しでも怪しいと思ったら、すぐに家族や警察に相談しましょう。
- 無料点検詐欺:
- 「無料で家の点検をします」と訪問してきて、屋根や床下の修理が必要だと言い、高額な修理代を請求します。
- 対策:
- その場で契約せず、必ず家族や信頼できる人に相談しましょう。
- 複数の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。
- 契約書をよく読み、納得してからサインしましょう。
- 宝くじや当選金詐欺:
- 「宝くじが当たりました」「プレゼントに当選しました」などと電話やメールで連絡してきて、お金を振り込むように言います。
- 対策:
- 身に覚えのない当選金は受け取らないようにしましょう。
- 相手の会社名や連絡先をネット検索して、実在する会社かどうか確認しましょう。
- お金を振り込む前に、家族や警察に相談しましょう。
- インターネットの「フィッシング」って何?(対策付き)
- インターネットで、銀行やクレジットカード会社になりすまし、偽のウェブサイトやメールで個人情報を盗むことです。
- 例えば、「口座が凍結されます」などと不安を煽り、偽のウェブサイトに誘導して、暗証番号やクレジットカード番号を入力させます。
- 対策:
- メールやウェブサイトのURLをよく確認しましょう。
- 銀行やクレジットカード会社のウェブサイトは、本物そっくりに作られています。URLが少しでも違う場合は、偽物です。
- 特に、短縮URLは危険なので、クリックしないようにしましょう。
- 個人情報を安易に入力しないようにしましょう。
- 銀行やクレジットカード会社が、メールで暗証番号やクレジットカード番号を聞くことはありません。
- 少しでも怪しいと思ったら、個人情報の入力をやめましょう。
- セキュリティソフトを使いましょう。
- パソコンやスマートフォンに、ウイルス対策ソフトをインストールし、常に最新の状態に更新しましょう。
- OSやアプリも常に最新の状態に更新しましょう。
- 二段階認証を設定しましょう。
- インターネットのサービスで、二段階認証という機能があれば、設定しましょう。
- 二段階認証を設定することで、IDとパスワードが盗まれても、不正にログインされることを防ぐことができます。
- 怪しいと思ったら、家族や周りの人に相談しましょう。
- 一人で悩まずに、誰かに相談することが大切です。
- 困ったときは、ここに相談しましょう
- 警察相談専用電話「#9110」
- 消費者ホットライン「188」
- お住まいの地域の消費生活センター
- インターネットを安全に楽しむために
- インターネットは、便利な道具ですが、危険も潜んでいます。
- 少し注意するだけで、安全に楽しむことができます。
- 分からないことや不安なことがあれば、いつでも家族や周りの人に相談してください。
- シニア向けインターネット安全教室に参加しましょう
- お住まいの地域で、シニア向けのインターネット安全教室が開催されているかもしれません。
- 参加して、インターネットの安全な使い方を学びましょう。
- 家族みんなで情報共有しましょう
- 詐欺やフィッシングの手口は、日々新しくなっています。
- 家族みんなで情報共有して、常に最新の情報を把握しておきましょう。
- インターネットは、正しく使えばとても便利です
- インターネットを使って、趣味を楽しんだり、遠くに住む家族と連絡を取ったり、生活を豊かにすることができます。
- この記事を参考にして、安全にインターネットを楽しみましょう。
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