「またエラーだ…もう無理かも」と思ったことはありませんか?
AI開発を始めてみたものの、思うように進まない。
- AIに聞いてもコードが動かない
- エラーが出るたびに心が折れる
- 何を聞けばいいかわからなくなった
- 「これ作って意味あるのか?」と不安になる
- 作ったけど公開していいか判断できない
私も何度も同じ壁にぶつかりました。
介護士として20年以上働いてきた私が、プログラミング経験ほぼゼロからAIと共同開発で複数のアプリをリリースするまでに、何度も止まりかけたポイントとその乗り越え方をまとめました。
この記事を読めば、今詰まっているポイントの対処法がわかります。
止まりやすいポイント5つ
ポイント1:AIからもらったコードをコピペしても動かない
「AIが書いたコードなのに、なんで動かないの?」
これが最初の大きな壁です。
なぜ動かないのか
1. コピペが不完全
- コードの一部だけをコピーしている
- 前後の説明文まで一緒にコピーしている
- インデント(字下げ)が崩れている
2. ファイルの場所が違う
- AIは「この部分を○○ファイルに書いてください」と指示
- でも実際は別のファイルに貼り付けている
3. 必要な部分が抜けている
- import文(必要なライブラリの読み込み)が抜けている
- 前提となるコードが書かれていない
私の失敗例:わりわり開発のとき
AIが提示したコードをコピペして実行したら、
'TextField' isn't defined
というエラー。
「AIが書いたコードなのに!」と思いましたが、よく見たら:
- ファイルの先頭にあるべき
import 'package:flutter/material.dart';が抜けていた - AIの回答の「前提として以下のimportが必要です」という部分を読み飛ばしていた
対処法
1. AIの回答を最後まで読む
- コードだけ見ない
- 「前提」「注意点」を確認
2. エラーメッセージをそのままAIに伝える
「このコードを実行したら、以下のエラーが出ました:
(エラーメッセージをコピペ)
どうすればいいですか?」
3. 「動くコードをまるごと」もらう
「このファイル全体のコードを、最初から最後まで書いてください。
import文も含めて、コピペするだけで動くようにしてほしいです。」
コピペで動かないのは、あなたのせいではありません。
ポイント2:エラーメッセージが怖い・意味がわからない
赤い文字でズラッと出てくるエラーメッセージ。
「何か壊しちゃったかも…」と不安になりますよね。
エラーが怖い理由
- 英語でたくさん書いてある
- 「Error」「Exception」「Failed」など怖い単語
- 何行も出てくる
- 自分が何を間違えたかわからない
私の経験:最初のエラーとの遭遇
「つなぐToDo」開発中、メール認証機能を実装しようとしたら:
FirebaseAuthException:
[firebase_auth/network-request-failed]
A network error (such as timeout, interrupted connection
or unreachable host) has occurred.
長い英文を見て「もう無理だ」と思いました。
でも、よく見ると:
network-request-failed= ネットワークのリクエストが失敗した- つまり、インターネット接続の問題
実際はFirebaseの設定ミスでしたが、エラーメッセージが教えてくれていました。
エラーとの正しい向き合い方
エラーは「敵」ではなく「道案内」です。
1. エラーメッセージをよく読む
- 最初の1〜2行だけ見る(ここに原因が書いてある)
- 全部理解しようとしない
2. エラーメッセージをそのままAIに渡す
私:「このエラーが出ました」
(エラーメッセージ全文をコピペ)
AI:「このエラーは○○が原因です。
以下のように修正してください…」
3. エラーが出ることを前提にする
- エラーが出るのは普通
- エラーが出ないほうが珍しい
- プロでも毎日エラーと格闘している
私も今でも毎日エラーと向き合っています。
ポイント3:AIに何を聞けばいいかわからない
「うまく動かないけど、どう説明すればいいの?」
これも多くの人が詰まるポイントです。
なぜ聞けないのか
- 専門用語がわからない
- 状況をどう説明すればいいかわからない
- 「こんな質問していいのかな」と不安
- 何が問題なのかわからない
私の失敗例:家計簿アプリ開発
「すごいシンプル家計簿」で、データが保存されない問題が発生。
最初の質問:
私:「データが保存されません」
AI:「どのようなエラーが出ていますか?
どの機能で発生していますか?」
全然伝わらない…
良い質問の型(これをマネすればOK)
型1:現状 + やりたいこと
❌「保存されません」
⭕「入力したデータがアプリを閉じると消えてしまいます。
アプリを閉じても残るようにしたいです。」
型2:何をしたら + 何が起きたか
❌「エラーです」
⭕「保存ボタンを押したら、以下のエラーが出ました:
(エラーメッセージ)」
型3:期待 vs 現実
⭕「計算結果が100になるはずなのに、99.9999と表示されます。
整数で表示したいです。」
専門用語は使わなくていいです。普通の言葉で説明してください。
もっと具体的な質問例
環境構築で詰まったとき:
「Flutter SDKをインストールしようとしたら、
『flutter is not recognized』と出ます。
Windows 11を使っています。」
コードの意味がわからないとき:
「このコードの3行目『setState(() {});』は
どういう意味ですか?消してもいいですか?」
動作がおかしいとき:
「ボタンを押しても画面が切り替わりません。
エラーは出ていないのですが、何も起きません。」
最初は下手でも、何度も聞いているうちに上手くなります。
ポイント4:「これ作る意味あるの?」と不安になる
開発を進めるうちに、ふと思う。
「誰が使うんだろう…」
「もっといいアプリあるよね…」
「時間の無駄じゃないかな…」
なぜ不安になるのか
- 既存のアプリと比べてしまう
- 誰かに評価されることを想像する
- 完成度が低いことに焦る
- 収益化できるかわからない
私の経験:わりわり開発中
「お酒の割り方を計算するアプリ」を作っていたとき、
検索したら似たようなアプリがいくつも見つかりました。
「今さら作る意味ある?」と手が止まりました。
でも:
- 私が欲しかったのは「シンプルな計算機」
- 既存アプリは機能が多すぎた
- 自分が使えればそれでいい
そう考えて、開発を続けました。
作る意味が揺らいだときの考え方
1. 最初のユーザーは自分
- 他人のためではなく、自分のために作る
- 自分が使えればそれで価値がある
2. 学びが目的でもいい
- 完成しなくても、そこまでの経験が残る
- 次のアプリを作るときに活きる
3. 完璧じゃなくていい
- 既存アプリと比べない
- 自分が満足できればOK
私の「わりわり」も「すごいシンプル家計簿」も、完璧ではありません。
でも、私は毎日使っています。それで十分です。
霧雨を止めた理由
一方で、「霧雨(介護シフト管理アプリ)」は開発を中止しました。
理由:
- 個人情報(職員情報、シフト情報)を扱う
- 介護業界の法体制・責任の重さ
- 個人で運用するリスクが大きすぎる
「作る意味がない」ではなく「今は公開すべきでない」と判断しました。
中止する判断も、立派な判断です。
関連記事: なぜ霧雨の開発を止めたのか
ポイント5:公開していいか判断できない
アプリが形になってきたとき、次に悩むのが公開判断。
「これ、本当に出していいの?」
なぜ判断できないのか
- バグが残っているかもしれない
- セキュリティが心配
- 法律に違反していないか不安
- 誰かに迷惑がかかったらどうしよう
公開判断の基準(私の場合)
慎重に判断すべきケース:
- 個人情報を扱う(メール、電話番号、住所など)
- お金を扱う(決済機能、金額計算)
- 医療・介護など法規制がある分野
- SNS機能(ユーザー同士のやり取り)
- 子どもが使う可能性がある
比較的安全なケース:
- 完全ローカル保存のアプリ(データがスマホ内だけ)
- 計算ツール系(個人情報なし)
- 情報表示のみ(天気、ニュースなど)
- 自分だけが使う
私の判断例
公開したアプリ:
- わりわり → 計算だけ、個人情報なし
- すごいシンプル家計簿 → 完全ローカル保存、個人情報なし
公開していないアプリ:
- つなぐToDo → メール認証を含む、慎重に検討中
- 霧雨 → 個人情報を扱う、開発中止
- 夜語り(SNS) → SNS特有のリスク、慎重に設計中
ここから先は個別判断が必要
公開判断は一般論では答えられません。
あなたのアプリが:
- どんなデータを扱うか
- どんなユーザーを想定するか
- どんなリスクがあるか
これらを踏まえた個別の判断が必要です。
無料で答えられるのはここまでです。
ここから先は状況次第で答えが変わるため、無料では対応していません。
→ 個別相談について
リスクに備える
どんなに注意しても、事故は起こりえます。
- 情報漏洩
- 著作権侵害
- 納期遅延(受託開発の場合)
個人開発者には、会社の保険がありません。
もし不安なら、保険に入るという選択肢もあります。
フリーランス向け損害賠償保険
- FREENANCE(フリーナンス)
- 無料プランでも基本補償あり
- 情報漏洩・著作権侵害もカバー(有料プラン)
詳しくは→ 個人開発者こそ「もしも」に備えるべき理由
ただし、保険に入れば何でもOKではありません。
日頃の注意と、保険による備え。この両方が大切です。
止まったときにチェックすべきこと
もし今、どこかで詰まっているなら:
1. FAQ記事を確認
2. 設備・環境を確認
3. 開発の進め方を確認
4. エラーメッセージをAIに伝える
- 全文コピペ
- 「何をしたら出たか」も伝える
5. 一度離れてみる
- 詰まったら無理しない
- 1日空けて戻ってくる
- 意外と解決策が見つかる
次の一歩:あなたに合った選択肢
止まりポイントを理解したら、次は実際に動き出しましょう。
選択肢① 自力で学びたい人
関連記事を読んで、もう一度挑戦してみる。
おすすめ記事:
エラーが出たら:
- エラーメッセージをAIに伝える
- 「○○ エラー 解決」で検索
- 諦めずに何度も試す
選択肢② 体系的に学びたい人
私は独学でやってきました(お金がなかったので)。
ただ、詰まったときに聞ける人がいる、正しい方向性を確認できる、という意味で、スクールも選択肢だと思います。
独学で詰まり続けるより、時間を買うという選択肢もあります。
※私自身は受けていないので、向き不向きは調べた範囲で書いています。
選択肢③ 個別に相談したい人
「公開していいか判断できない」
「設計や方向性について意見が欲しい」
「続けるべきか悩んでいる」
→ 個別相談(30分・有料)(準備中)
相談内容:
- テーマ1点のみ
- 設計/方向性/公開判断
- Yes / No を含めた回答
料金: 3,000〜5,000円(30分)
対象: 質問ではなく、判断が必要な方のみ
※一般的な質問は、よくある質問で答えています。
無理に選ぶ必要はありません。まずは記事を読むだけでもOKです。
まとめ
AI開発で止まるのは、あなただけではありません。
この記事のポイント:
- コピペで動かない → AIの回答を最後まで読む、エラーをAIに伝える
- エラーが怖い → エラーは道案内、全文AIに渡せば解決する
- 何を聞けばいいかわからない → 専門用語不要、普通の言葉でOK
- 作る意味が揺らぐ → 最初のユーザーは自分、完璧じゃなくていい
- 公開判断できない → 個人情報・法律に関わるかがポイント
止まりやすいポイント5つ:
- AIからもらったコードが動かない
- エラーメッセージが怖い
- AIに何を聞けばいいかわからない
- 作る意味が揺らぐ
- 公開していいか判断できない
私も何度も止まりました。
でも、止まるたびに少しずつ前に進んで、今では複数のアプリをリリースしています。
大事なのは「完璧に進むこと」ではなく「止まっても戻ってくること」です。
この記事があなたの挫折を防ぐ助けになれば嬉しいです。
📌 この記事を書いた人
IT×ライフケア/きまいら(ペンネーム)
Flutter/DartでAIと共同開発中。失敗も成功も、全部正直に書いています。


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