AI開発でよくある質問10選|初心者が本当に知りたいこと
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AI開発・アプリ開発を始める前に知っておきたい10の質問と答え。プログラミング未経験からスタートした実体験をもとに、現実的な回答をまとめました。
AI開発・アプリ開発で、こんな疑問を持っていませんか?
「AIでアプリを作りたい」と思って調べ始めたものの、疑問だらけで前に進めない。
- AIって本当にアプリを作れるの?
- プログラミング未経験でも大丈夫?
- 何から始めればいいかわからない
- どのくらい時間がかかる?
- お金はどれくらい必要?
私も最初はまったく同じ疑問を持っていました。
介護士として20年以上働いてきた私が、プログラミング経験ほぼゼロからAIと共同開発でアプリを複数リリースするまでに、実際に悩んだこと、調べたこと、失敗したことを「よくある質問」としてまとめました。
この記事を読めば、AI開発を始める前の不安や疑問がクリアになります。
Q1. AIでアプリは本当に作れるの?
A. 作れます。ただし、AIが全部やってくれるわけではありません。
AIは「優秀な助手」であって「代行者」ではありません。
実際の役割分担はこんな感じです:
あなたがやること
- 何を作りたいか決める
- AIに質問する・指示を出す
- 出てきたコードを実際に動かす
- エラーを確認してAIに伝える
- 最終的な判断をする(公開する・しない、など)
AIがやること
- コードを書く
- エラーの原因を解説する
- 改善案を提案する
- 技術的な選択肢を教える
私が作った「わりわり(酒割り計算機)」も「すごいシンプル家計簿」も、全てこの協力体制で完成しました。
重要なのは「AIに丸投げ」ではなく「AIと対話」することです。
Q2. プログラミング未経験でも本当に大丈夫?
A. 大丈夫です。ただし、完全にゼロからだと厳しい場面もあります。
私自身、本格的なプログラミング経験はありませんでした。
ただ、以下のような「パソコンに慣れている」状態ではありました:
- PC自作ができる
- フォルダ・ファイル操作に抵抗がない
- エラーメッセージを読むことに慣れている
- 「ググる力」がある
完全初心者が特に苦労するポイント:
- 環境構築(ソフトのインストール・設定)
- エラーメッセージの読み方
- 「何を聞けばいいかわからない」状態
逆に言えば、このあたりをクリアできれば、コードそのものはAIが書いてくれます。
関連記事: AI開発に必要な設備|最低限これだけでいい
Q3. 何から始めればいい?
A. 「作りたいもの」を決めることから始めてください。
よくある間違いは「まず言語を勉強しよう」「本を買おう」と考えてしまうこと。
AI開発の場合、順番が逆です:
正しい順番
- 作りたいものを決める(簡単なものでOK)
- AIに「これを作りたい」と伝える
- 出てきたコードを動かしてみる
- 動かない部分をAIに聞く
- 少しずつ形にしていく
私の最初のアプリ「わりわり」は「お酒の割り方を計算したい」というシンプルな思いつきからスタートしました。
難しいことを作ろうとしなくていいです。自分が欲しいものを作ってください。
関連記事: AI開発のやり方|個人開発の現実的な始め方
Q4. どのくらい時間がかかる?
A. 簡単なアプリなら1週間〜1ヶ月、本格的なものは数ヶ月です。
ただし「毎日何時間作業できるか」で大きく変わります。
私の実例:
- わりわり(酒割り計算機):約2週間(1日1〜2時間)
- すごいシンプル家計簿:約1ヶ月(1日1〜2時間)
- 霧雨(シフト管理アプリ):3ヶ月以上(途中で開発中止)
時間がかかるポイント:
- 環境構築でつまずく(最初だけ)
- エラーの解決に時間を取られる
- 「これでいいのか?」という判断に迷う
- 公開準備(ストア申請など)
逆に、時間を短縮できるポイント:
- 機能を最小限に絞る
- 完璧を目指さない
- まず動くものを作る
Q5. お金はどれくらいかかる?
A. 最低限ならほぼ0円。本格的にやるなら月数千円〜数万円です。
お金がかかるポイントを、開発段階ごとに整理します。
【開発環境の準備】
必須:PCまたはMac
- Android開発:Windows PC でOK(すでに持っていれば0円)
- iOS開発:Mac が必須(中古で5万円〜、新品10万円〜)
なぜiOS開発にはMacが必須なのか?
- Xcodeが必要(Apple公式の開発ツール、Mac専用)
- iOSアプリのビルド・実機テストにXcodeが不可欠
- WindowsではiOSアプリを作れません
iPadだけで開発できる? → NO
- Visual Studio Code(VSCode)がないと効率が悪い
- iOSならXcodeが必須
- コード編集・デバッグはPCまたはMacでやるのが現実的
開発ツール(無料):
- Flutter SDK(無料)
- Android Studio(無料)
- Visual Studio Code(無料・推奨)
- Xcode(無料・Mac専用)
実機テスト用の端末:
- Android端末:手持ちのスマホでOK(0円)
- iPhone:実機テストするなら必要(すでに持っていれば0円)
【AI利用料】
無料版でもできる:
- ChatGPT無料版
- Claude(無料枠あり)
- Gemini(無料枠あり)
有料版を使うなら:
- ChatGPT Plus:月20ドル(約3,000円)
- Claude Pro:月20ドル(約3,000円)
- その他AIサービス:月数千円
私は最初無料版で始めましたが、コード生成の精度や回数制限を考えて、途中から有料版に切り替えました。
無料版でもできますが、有料版の方が効率は上がります。
【アプリ公開】
Webアプリを公開する場合:
- サーバー代:月500円〜(エックスサーバーなど)
- ドメイン代:年間1,000円〜
ストア公開する場合:
- Google Play:初回登録 25ドル(約3,000円・買い切り)
- Apple Developer:年間 99ドル(約12,000円・毎年)
【私の実際にかかった費用】
初期(最初の3ヶ月):
- PC:すでに所有(0円)
- Android端末:手持ちのスマホ(0円)
- AI:無料版(0円)
- 合計:0円
現在(本格的に開発中):
- サーバー代:月1,000円
- AI有料版:月3,000円
- Google Play登録:3,000円(初回のみ)
- 合計:月4,000円 + 初期3,000円
【段階的な投資がおすすめ】
- まずは0円でスタート(手持ちのPC + 無料AI)
- 必要を感じたらAI有料版(月3,000円)
- 公開するならストア登録(数千円〜1万円)
- iOS開発するならMac購入(数万円〜)
最初から全部揃える必要はありません。必要になったタイミングで少しずつ投資するのが賢いやり方です。
関連記事: AI開発に必要な設備|最低限これだけでいい
Q6. エラーが出たらどうすればいい?
A. エラーメッセージをそのままAIに渡してください。
エラーは怖くありません。むしろ「何が問題か教えてくれるメッセージ」です。
エラーが出たときの対処法:
- エラーメッセージをコピー
- AIに「このエラーが出ました」と伝える
- AIの提案を試す
- 解決しなければ、結果を再度AIに伝える
私も最初は「エラー = 失敗」と思っていましたが、実際は「エラー = 次に進むヒント」でした。
よくあるエラーと解決策は別記事でまとめています。
関連記事: AI開発で止まりやすいポイント5つ
Q7. AIに何を聞けばいいかわからない
A. 「今の状況」と「やりたいこと」を素直に書いてください。
AIに聞くときのコツは「専門用語を使おうとしない」ことです。
良い質問の例:
- 「ボタンを押したら計算結果が表示されるようにしたい」
- 「このエラーが出ました。どうすればいいですか?」
- 「データをスマホに保存する方法を教えて」
悪い質問の例:
- 「動きません」(何がどう動かないのか不明)
- 「いい感じにして」(具体性がない)
- 「これで合ってますか?」(何を確認したいのか不明)
最初は質問の仕方がわからなくて当然です。何度もやり取りする中で、どう聞けばいいかわかってきます。
Q8. 作ったアプリを公開していいかわからない
A. 「個人情報を扱うか」「法律に関わるか」がポイントです。
私も霧雨(介護シフト管理アプリ)の公開判断で悩み、結局開発を中止しました。
慎重に判断すべきケース:
- メールアドレス・電話番号などを扱う
- お金を扱う(決済機能など)
- 医療・介護など法規制がある分野
- SNS機能(ユーザー同士のやり取り)
比較的安全なケース:
- 完全ローカル保存のアプリ
- 計算ツール系
- 情報表示のみ
公開判断は一般論では答えられません。ここから先は個別の状況に応じた判断が必要です。
リスクが不安なら
もし「訴えられたらどうしよう」という不安があるなら、保険に入るという選択肢もあります。
フリーランス向け損害賠償保険
- FREENANCE(フリーナンス)
- 無料プランでも基本補償あり
- 情報漏洩・著作権侵害もカバー(有料プラン)
詳しくは→ 個人開発者こそ「もしも」に備えるべき理由
ただし、保険に入れば何でもOKではありません。
日頃のセキュリティ対策と、保険による備え。この両方が大切です。
Q9. 途中で挫折しそう…続けるコツは?
A. 完璧を目指さないことです。
私が意識している3つのルール:
- 正しく書かなくていい(動けばOK)
- きれいに書かなくていい(リファクタリングは後回し)
- 完成させなくていい(使えるレベルで一旦終わり)
「ちゃんと作ろう」と思うほど、重くなります。
続けるための工夫:
- 1日30分でもいいから触る
- 「今日はボタンだけ作る」など小さく区切る
- SNSで進捗を報告する
挫折しそうになったら、一度離れてもOKです。私も何度も中断しました。
Q10. 個人開発で稼げる?
A. 正直に言います。稼げません。少なくとも最初は。
私の実際の収益
- 月10円(すごいシンプル家計簿の広告収益のみ)
- わりわり:0円
- 霧雨:0円
これが現実です。
でも、0円じゃない
たった10円。でも、この10円が大きい。
なぜなら、
- 寝ている間に稼げた
- 自分で0から作ったアプリが、誰かに使われている
- スタートしたばかりなのに、収益が発生した
バイトで稼いだ10円ではなく、自分の手で作って稼いだ10円。
この経験は、お金では買えません。
今はレベル上げの段階
「月10円しか稼げないなんて…」と思うかもしれません。
でも、私は今、試行錯誤の真っ最中です。
- どんなアプリが求められているのか
- どうすれば使ってもらえるのか
- 収益化の仕組みをどう作るのか
これから、作りたいアプリをどんどん世に出していきます。
開発者として力をつけていく。
レベルを上げていく。
今はその段階です。
だから、収益が0に近くても問題ありません。
「負けない設計」なら続けられる
大きく稼ぐことを目指すより、「赤字にならない」構造を作る方が現実的です。
- 維持費ゼロ(ローカル完結型)
- Firebase無料枠内
- ストア公開をやめる選択肢
維持費ゼロなら、収益ゼロでも続けられます。
収益の現実を知りたいなら
包み隠さず、全ての数字を公開しています。
詳しくは→ 個人開発は本当に稼げるのか|収益を正直に公開します
次の一歩:あなたに合った選択肢
ここまで読んで「やってみたい」と思ったら、次の選択肢から選んでください。
選択肢① 自力で学びたい人
まずは固定回答記事を読んで、自分のペースで進めてみる。
おすすめ記事:
選択肢② 体系的に学びたい人
AIツールを使った開発を体系的に学びたい方
私は独学でやってきました(お金がなかったので)。
ただ、時間をかけたくない・正しい方向性を確認したい方は、スクールも選択肢だと思います。
※私自身は受けていないので、向き不向きは調べた範囲で書いています。
選択肢③ 個別に相談したい人
「今の状況で判断に迷っている」
「設計や方向性について意見が欲しい」
→ 個別相談(30分・有料)(準備中)
※質問ではなく、判断が必要な方のみ対象です。
無理に選ぶ必要はありません。まずはこの記事を読むだけでもOKです。
まとめ
AI開発は、完璧を目指さなければ誰でも始められます。
この記事のポイント:
- AIはあくまで「助手」。判断するのはあなた
- プログラミング未経験でも、PC操作に慣れていればOK
- まず作りたいものを決める。勉強は後回し
- エラーは怖くない。AIに聞けば解決する
- 完璧を目指さない。動けばOK
私も介護士として働きながら、少しずつアプリを作ってきました。
大事なのは「勝つこと」ではなく「続けること」です。
この記事があなたの最初の一歩の後押しになれば嬉しいです。
📌 この記事を書いた人
IT×ライフケア/きまいら(ペンネーム)
Flutter/DartでAIと共同開発中。失敗も成功も、全部正直に書いています。


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