「個人開発で稼げる」は本当か?
「アプリを作れば月10万円!」
「副業で人生が変わる!」
そんな話、よく見かけますよね。
でも、本当ですか?
私は介護士として働きながら、1年間でアプリを6本作りました。
今日は、その収益を全て公開します。
- わりわり(酒割り計算機)
- すごいシンプル家計簿
- 霧雨(介護シフト管理)
- つなぐToDo(タスク共有)
- つぶやきの灯(SNS)
- 夜語り(新SNS・構想段階)
稼げたのか?稼げなかったのか?
数字を見れば、一目瞭然です。
目次
アプリ別収益と維持費
1. わりわり(酒割り計算機)
収益
月0円
広告は設置していますが、アクセスがほとんどないため収益ゼロです。
維持費
- サーバー代: 0円(Firebase無料枠)
- ドメイン代: 0円(Firebase Hostingのサブドメイン)
結果
収支±0円
なぜ収益が出ないのか
- アクセスがない(月数十人程度)
- マーケティングしていない
- SEO対策が甘い
ただし、維持費ゼロなので赤字にはなりません。
2. すごいシンプル家計簿
収益
月10円
これが唯一の収益です。
- 広告収益: 月10円程度
- 広告解除課金(200円): 購入実績なし(0円)
たった10円。でも、この10円が大きい。
なぜなら、
- 寝ている間に稼げた
- 自分で0から作ったアプリが、誰かに使われている
- スタートしたばかりなのに、収益が発生した
この事実が、何より嬉しかったです。
維持費
- Apple Developer登録: 年12,980円(月1,082円)
- Google Play登録: 初回3,400円(月換算約283円)
- 合計: 月1,365円
結果
月1,355円の赤字
なぜ赤字なのか
ストア公開の固定費が圧倒的に重い。
- ダウンロード数:月5〜10件
- 広告を見る人:ほぼいない
- 課金購入:0件
収益10円に対して、維持費1,365円。これが現実です。
3. 霧雨(介護シフト管理アプリ)
収益
月0円
広告は設置していますが、収益が出るレベルのアクセスはありません。
維持費
- サーバー代: 0円(Firebase無料枠)
- ドメイン代: 年1,200円(月100円)
結果
月100円の赤字
なぜ公開停止したのか
個人情報と法律の壁にぶつかりました。
- 職員の氏名、勤務時間、連絡先
- 介護保険法、個人情報保護法の縛り
- 情報漏洩のリスク
責任を負いきれない、と判断しました。
現在は、無料公開+広告のみで放置運用。
失敗の価値
「作れる」と「公開できる」は別問題、と学びました。
4. つなぐToDo(タスク共有アプリ)
収益
0円(未公開)
維持費
- Firebase: 無料枠内
- ドメイン代: 0円(まだ取得していない)
結果
収支±0円
なぜ公開できないのか
個人情報(メールアドレス)を扱うからです。
- Firestoreにユーザー情報を保存
- 万が一、情報漏洩が起きたら?
霧雨の失敗を繰り返したくない。
技術的には完成していますが、慎重に進めています。
5. つぶやきの灯(SNSアプリ)
収益
0円(テスト配信中)
維持費
0円(Firebase無料枠内)
なぜ公開できないのか
SNSは逆風が強すぎるから。
- 炎上リスク
- 誹謗中傷対策
- 法的責任
個人開発者が背負うには、重すぎる。
6. 夜語り(新SNS・仮)
構想段階で、まだ何も作っていません。
維持費の内訳(全体)
必須コスト
- Apple Developer登録: 年12,980円(月1,082円)
- Google Play登録: 初回3,400円(月換算約283円)
- ドメイン代(霧雨): 年1,200円(月100円)
オプションコスト(使っていない)
- Firebase有料プラン: 月0円(無料枠内)
- サーバー代: 月0円(ローカル完結型)
合計
月1,465円の固定費
収益が月10円なので、月1,455円の赤字です。
1年間の収支まとめ
収益(年間)
- わりわり: 0円
- 家計簿: 120円
- 霧雨: 0円
- 合計: 120円
支出(年間)
- Apple Developer: 12,980円
- Google Play: 3,400円
- ドメイン代: 1,200円
- 合計: 17,580円
最終結果
年間17,460円の赤字
これが、個人開発の現実です。
でも、「赤字じゃない」設計にできる
実は、私のアプリは**「赤字にならない」設計**にもできます。
なぜ赤字にならない設計が可能か
- サーバー代ゼロ(ローカル完結型)
- Firebase無料枠内
- ストア公開をやめる
「維持費ゼロ」にすれば、収益ゼロでも赤字にはなりません。
ストア公開を諦めれば赤字ゼロになる
もし、Apple DeveloperとGoogle Playの登録をやめたら?
収益:120円
支出:1,200円(ドメイン代のみ)
結果:年間1,080円の赤字
さらに、霧雨のドメインもやめれば:
収益:120円
支出:0円
結果:年間120円の黒字
寝ていても稼げる120円。
少ないけど、これは立派な不労所得です。
自分で作ったアプリが、自分が何もしなくても、誰かに使われて、お金を生む。
この仕組みを作れたことが、何より大きい。
でも、それでいいのか?
私は「ストアに公開した」という実績が欲しかった。
だから、赤字でも続けています。
「個人開発で稼げる」は本当か?
正直な答え
「稼げる人」もいるが、「ほとんどの人」は稼げない
- 月10万円稼ぐ人は、100人に1人
- 月1万円稼ぐ人は、10人に1人
- 月1,000円稼ぐ人は、半分
私は、月10円です。下位数%だと思います。
なぜ稼げないのか
- ダウンロード数が絶望的に少ない
- すごいシンプル家計簿:月5〜10DL
- 広告を見る人がほぼいない
- 競合が多すぎる
- 家計簿アプリは山ほどある
- 個人開発が完全に埋もれる
- マーケティングを全くしていない
- SNS発信が弱い
- SEO対策が甘い
- 宣伝する気力がない
作るだけでは、絶対に稼げません。
でも、これは「今は」の話
稼げない理由は、全て改善できます。
- マーケティングを学べば、アクセスは増やせる
- SEO対策をすれば、検索で見つけてもらえる
- SNSで発信すれば、認知度が上がる
今はまだ、そこまで手が回っていないだけです。
まずは作ることに集中。
マーケティングは、その次の段階。
焦らず、一歩ずつ進んでいきます。
それでも続ける理由
1. 「作る」こと自体が楽しい
お金にならなくても、作るのが楽しい。
新しい機能を思いついて、AIと相談して、実装して、動いた瞬間。
この瞬間が、最高に楽しい。
2. 「実績」になる
- ストア公開
- ポートフォリオ
- 技術力の証明
これらは、お金では買えません。
もし転職するなら、この実績が武器になります。
3. 0から稼いだ10円の価値
月10円。
確かに少ない。でも、この10円には意味があります。
自分で0から作ったアプリが、誰かに使われて、収益が発生した。
- バイトで稼いだ10円ではない
- 誰かに雇われて稼いだ10円ではない
- 自分の手で作って稼いだ10円
この経験は、お金では買えません。
4. 今はレベル上げの段階
「月10円しか稼げないなんて…」と思うかもしれません。
でも、私は今、試行錯誤の真っ最中です。
- どんなアプリが求められているのか
- どうすれば使ってもらえるのか
- 収益化の仕組みをどう作るのか
これから、作りたいアプリをどんどん世に出していきます。
開発者として力をつけていく。
レベルを上げていく。
今はその段階です。
だから、収益が0に近くても問題ありません。
5. 「維持費ゼロ」なら続けられる
維持費ゼロなら、収益ゼロでも問題ありません。
赤字を気にせず、好きなものを作り続けられます。
それが、個人開発の本当の価値だと思います。
これから個人開発を始める人へ
1. 「稼ぐ」を目的にしない
お金が目的なら、アルバイトの方が確実です。
時給1,000円で働けば、月5万円は確実。
個人開発で月5万円稼ぐのは、ほぼ不可能です。
2. 「維持費ゼロ」を目指す
サーバー代、ドメイン代、ストア登録費。
これらが毎月・毎年かかると、精神的に辛くなります。
維持費ゼロなら、赤字を気にせず続けられます。
3. 「公開できないアプリ」も覚悟する
6本作って、公開できたのは2本。
「作れる」と「公開できる」は別問題です。
特に、個人情報を扱うアプリは要注意。
これから:レベル上げの先にあるもの
今は月10円。
でも、これはスタート地点です。
これからやりたいこと
- 作りたいアプリをどんどん世に出す
- つなぐToDoの公開判断
- 夜語りの実装
- 新しいアイデアの実現
- 開発者として力をつける
- コードの質を上げる
- デバッグ力を磨く
- セキュリティを学ぶ
- 収益化の仕組みを理解する
- どんなアプリが使われるのか
- どう宣伝すればいいのか
- マーケティングの基礎を学ぶ
今はレベル上げの段階。
経験値を積んで、スキルを上げて、少しずつ前に進む。
月10円が月100円になり、月1,000円になり、いつか月1万円になるかもしれない。
ならないかもしれない。
でも、それでいい。
大事なのは「作り続けること」です。
まとめ:個人開発の現実
- 月の収益: 10円
- 年間収支: 17,460円の赤字
- 公開できたアプリ: 6本中2本
数字だけ見れば、惨敗です。
でも、
- 自分で0から稼いだ10円
- ストアに公開できた実績
- 作る楽しさを知った経験
これらは、お金では買えません。
「個人開発で食っていく」なんて、夢のまた夢です。
でも、「作り続けること」はできます。
今はレベル上げの段階。
これから、どんどん世に出していきます。
もし本気で稼ぎたいなら
個人開発で稼ぐのは、正直ほぼ無理です。
もし本気で稼ぎたいなら、以下の選択肢があります。
選択肢①:スキルを体系的に学ぶ
私は独学でやってきましたが(お金がなかったので)、時間を買いたい方はスクールも選択肢です。
独学で時間をかけるか、スクールで時間を買うか。どちらも正解です。
※私自身は受けていないので、向き不向きは調べた範囲で書いています。
選択肢②:エンジニアとして転職する
個人開発の実績は、転職で強い武器になります。
月10円しか稼げなくても、「ストアに公開した」という事実は評価されます。
選択肢③:フリーランスとして独立する
個人開発で稼ぐなら、受託開発も視野に入れる必要があります。
でも、受託開発にはリスクがあります。
- 納期遅延で損害賠償
- 情報漏洩で賠償請求
- 著作権侵害で訴えられる
個人開発者・フリーランスには、会社の保険がありません。
もし独立を考えているなら、リスクに備えることも重要です。
フリーランス向け損害賠償保険
- FREENANCE(フリーナンス)
- 無料プランでも業務遂行中の事故を補償(最高5,000万円)
- 有料プランなら情報漏洩・著作権侵害もカバー
詳しくは→個人開発者こそ「もしも」に備えるべき理由
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📌 この記事を書いた人
IT×ライフケア/きまいら(ペンネーム)
Flutter/DartでAIと共同開発中。失敗も成功も、全部正直に書いています。


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